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Card fairy tale

略称:Cft 作品形態:小説
傾向:BL含、暴力表現
関連作品:

あらすじ

『テーブル』と呼ばれるその大陸には、いくつかの種族が暮らしていた。
人々を治める王族、ハート族。王の統治に安らぐ多様な人々、ダイヤ族。規律に厳格、剣に生きる王の護衛、スペード族。自由を尊び自然と共に生きる、魔術師のクラブ族。そして太古より大陸に息衝く神々、アルカナ神族。
生まれたその日にジョーカーと名乗る謎の人物により『感情』を奪われたハートの王子が、スペード族とクラブ族の族長の息子と共に、『感情』を取り返す旅に出る冒険譚。……と見せかけて、疑心暗鬼に陥った親世代がドロドロの内戦を始めそうになる策謀渦巻くケモ耳宮廷絵巻。

【ネタバレ】 ジョーカーはアルカナ神族の唯一の生き残り、愚なる神フールであった。彼は仲間の神々が自分を置き去りにしてどこかへ去ってしまったと誤認し、人々を苦しめることで神々の帰還を促そうと試みていたが、実際には他の21柱の神々は幼かったフールを護り、『死』により滅ぼされてしまっていた。
ジョーカーを探す冒険の途中で全なる神ワールドの残留思念によってそれを知ったハートの王子たちは、ジョーカーに真実を報せ、彼の暴虐を止めようと奔走する。
一方その頃、過去の遺恨から「クラブ族がハートの王子を呪ったのだ」と主張するスペード族の強硬な姿勢により、王都は緊張を増し、半ば内戦状態に陥っていた。
なんやかんやあってギリギリのところでハートの王子たちの冒険は成功するものの、王都では国王を含め多数の死者を出す混乱状態に陥っており、帰還した王子は新たな若き王として立ち、国を治めることを神に誓う。

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用語

アルカナ神族:
『神』を創ってみるヤハウェの実験の産物。22柱の神々。
彼らは『テーブル』と呼ばれる大陸を創造し、ハート、ダイヤ、スペード、クラブの4種族の人間を育んでいたが、通りすがりの(虫の居所が悪かった)デミウルゴスにより虐殺された。
21柱の神々は末の弟『フール』の助命をデミウルゴスに嘆願し、デミウルゴスはそれを気まぐれに聞き入れたが、当時、フールは神々により深く眠らされていたためこの出来事を覚えていない。

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主な登場人物

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