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冬空の翼

略称:冬空 作品形態:小説
傾向:
関連作品:アスター / 毒羽根の侯爵

あらすじ

孤児の少年イベリスは、いつもペットショップの前で美しい鳥を眺めていた。
まるで天使のようなその鳥の名は『羅刹鳥』。
ショーウィンドウ越しの羅刹鳥とのささやかな触れ合いを日々の支えにしていたイベリスだったが、ある日、羅刹鳥の売却が決定する。売却先は大蛇のように全てを呑み込み、城〔はら〕に溜め込む蒐集家、その通称をサーペント侯爵。彼は奇人変人として悪名高く、羅刹鳥の身を案じたイベリスは覚悟を決め、銃を手にした。

【ネタバレ】 羅刹鳥が出荷されるその日の朝、イベリスは強盗を決行した。彼がペットショップの店長に銃を向けて引き金を引いた……刹那、弾丸に撃ち抜かれたのは、店長を庇った羅刹鳥だった。羅刹鳥は手負いながら、イベリスを連れてその場から飛び去る。
その行方は杳として知れない。

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用語

羅刹鳥:
第二の大洪水後に現れた、美しい人間の姿に、灰色の巨大な翼を備えた怪鳥。
極めて高い知能を持ち、成鳥になると人間のように喋り、人肉を食らう。

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主な登場人物

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