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毒羽根の侯爵

略称:毒羽根 作品形態:小説
傾向:喜劇
関連作品:アスター / 冬空の翼

あらすじ

奇人変人の珍品蒐集家として悪名高いサーペンテイン侯爵。
ある日、彼のもとに毒鳥『鴆』の羽根を求めて一人の青年が訪れる。
いわく、借金のため望まぬ結婚を強いられようとしている妹を救うため、結婚を迫る成金貴族を暗殺するための『鴆』の毒が必要なのだという。
侯爵はある条件を出し、青年に『鴆』の羽根を譲ると答えた。
「我が城より毒鳥『鴆』を探し出せれば、お前に羽根を一枚譲ろう。我が城を自由に散策するがいい。ただし、命の保証はできかねるがな?」
侯爵の珍獣(コレクション)ひしめく城内で、無謀な青年の宝探しが今、始まる……!

【ネタバレ】 『アスター』に登場した人魚や、『冬空の翼』に登場した羅刹鳥が再出演。
奇人変人と呼ばれる侯爵の人となりに触れつつ、毒鳥『鴆』の姿を知らない青年は城内外でてんやわんや。
侯爵の後援を受ける売れない役者の男と彼の病弱な弟のエピソードを交えつつ、城下で道に迷っていた美丈夫、堕天使ベリアルを助けたり、様々なキャラクターと出会い、色々あって、どうにかこうにか青年が『鴆』の正体に辿り着いた時にはすでに、青年の妹に結婚を迫っていた成金貴族はサーペンテイン侯爵の手により破滅させられていた……という、侯爵のスパダリな手腕に酔いしれる話。

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用語

鴆:
第二の大洪水後に現れた猛毒をもつ怪鳥。
その羽根で一撫でするだけで酒は毒酒へと変わる。
極めて高い知能を持ち、人間のように喋る。

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主な登場人物

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