泡沫の世界
略称:― 作品形態:小説
傾向:BL、暴力的/性的/残酷な描写
関連作品:絶対悪の鎖 / 砂の籠
あらすじ
巨大な宗教国家、ブルーデルニエ。かつては神王と繋ぎ手の力により栄華を極めていたが、ヤハウェの興味(加護)を失って以降、衰退の一途を辿っている。
ヤハウェの加護により巨大な権能を振るっていた神王の血筋の神秘も薄れ、百年前に王族は失墜した。しかし、神王に仕えていた神官の一部がその事実を隠して実権を握り、無知で無力で美しい国王をいただき、もはや虫の息である楽園を存えさせている。
そんな異常な閉鎖空間で紡がれる、暴力と狂気的な愛の物語。
用語
精霊:
ヤハウェとデミウルゴスの力の残滓であり、万物に宿り、森羅万象を司る霊的な存在。
僅かな性格を持つ以外には自分の意思を持たず、基本的に繋ぎ手の感情を鏡に映すようにして行動し、傍に繋ぎ手がいない時は無心で待機。理由は不明ながら繋ぎ手に無償の愛で献身的に尽くし、時には自らの命を犠牲にして繋ぎ手を助ける、刹那的な生き方をする。
例外的に繋ぎ手ではなくとも精霊に好かれたり、強い感情で精霊を反応させる人間もいるが、その基準はよく分かっていない。
繋ぎ手:
生まれつき精霊を視ることができ、精霊と心を通わせられる者。
詳しくは用語集【繋ぎ手】参照。
ブルーデルニエは古より神官に【繋ぎ手】を集め、天候を操ることで国家の繁栄を図ってきた。
主な登場人物
- ファン・シアン・エタ・ブルーデルニエ
- 10代目シアン・エタ・ブルーデルニエ
- 9代目シアン・エタ・ブルーデルニエ(エフェメール)
- 8代目シアン・エタ・ブルーデルニエ
- 神官長ディス(ディスパパ)
- 神官長トレーズ(トレーズ様)
- 神官ドゥーズ (ラパン/金ドゥーズ)
- 神官ドゥーズ (ドゥルール・アズラ/黒ドゥーズ)
- 神官ドゥーズ (オズワルド・アッカーソン)
- 神官セット (アムール・マルル・シレーヌ)
- 神官トロワ (ジャンティエス・フェルミエ)
- 神官アン (ムジカ・リ・ミネラ)
- 神官ドゥ (カナリィ)
- 神官シス (アインホルン・ファイルヒェン)
- 神官ディス(ジェロニモ・ローメンテ)
- 神官ディス
- プルミエ・シアン・エタ(シェリ)
- 100年前の神官ドゥーズ
- 100年前の神官トレーズ
- カッツェ(デミウルゴス/ヤルダバオト)
- 蒼き瞳の善なる神
- 2代目〜7代目のシアン・エタ
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