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エフティヒア

キャラクター紹介画像
年齢:18歳 身長:175cm強 性別:男性
外見的特徴:
淡い金の髪に、灰色がかった青い瞳。細身で筋肉質な体つき。
黒を基調とした露出の少ない衣服を纏う。左耳に紫水晶の付いたアクセサリ着用。黒手袋と耳飾りは必須。

口調:
俺 / お前 / あいつ、そいつ / 大切な人の名前しか憶えない
〜だな。〜だろう。〜なのか?
※社会的に必要とされる場面では敬語を使用可能。

イメージカラー:黒、紺、濃紫
イメージモチーフ:狼、猛禽類、紫水晶、厳冬、夜

属性:FlowerPsyche(FP01) / ダールゼーレ一族 / Franz
その他の呼称:エフ

性格

寡黙で飾り気のない性格。普段は表情の変化に乏しく淡々としており何を考えているのか分からないが、人間社会で生きるための一般常識は備えている。
合理主義者で効率主義者。感情に振り回されることを嫌い、自他の感情を軽視しがち。面倒事を避けたり、求める結果を得るために、軽微な嘘を吐くことが頻繁にある。嘘も方便。
教養豊かで学があり、仕草は貴族然として優雅で、黙っていれば貴人に見える佇まい。特に語学が堪能で文学に精通しているが、寡黙な性格のため特性としては表に出てこない無駄な才能。

生い立ち

素性不明の青年。4年前、瀕死の重傷を負い森で倒れていたところをパンセリノス(エレフセリア一家)に救われた。
持ち物に「F」から始まる名前と思しき文字列(F以外は判別不能)があったため仮称で「エフ」と呼ばれていたが、快復してからも素性を明かさなかったため、パンセリノスから『エフティヒア(幸せ)』という名前を贈られ、現在はその名を名乗っている。

備考

異常なほど私欲が希薄で、今は「かつて自分が手放した命」を「拾った」パンセリノスのために生きている。彼女が死んでしまうと生きる意味をも見失うため、彼の判断は常に「(彼女の意思を尊重しながら)彼女の生存率を最大化する」という方向性で、あらゆる犠牲を厭わずに行われる。そこに彼女に対する恋愛感情は一切なく、彼が彼女に対する所有欲を見せることもない。
彼にとってパンセリノスは「自分の命の所有者」であり、「(彼女によって延長された)人生の道行を照らす唯一の月明り」。ゆえに彼女を護るためならば、彼は世界さえも敵に回して灼き滅ぼす。……そのような激重感情を胸に秘め、今日も涼しく無表情な男である。

馬の扱いに長け、運動神経が非常によい。特に剣技においては壮絶な腕を持ち、一度に十数人を相手取っても負けることがないほど。さらに驚くほどの怪力で、素手でも容易に人間の首を捩じり折ることができる等、戦闘においては怪物の如き強さを誇る。
ただし正当防衛であっても人間を殺めるとパンセリノスがショックを受けることを学習し、彼女の前では極力、暴力行為は控えるよう努力している。逆に、パンセリノスがいないとすぐに暴力で解決しようとする。脳筋というより効率重視。
『人間の常識』は『知っている』が、それはそれ。 パンセリノスのために彼は人間として振る舞う努力を惜しまないが、それは彼女の安全が担保されている場合のみであり、彼女を脅かす存在に対しては凶暴な本性を剥き出しにして臨む。

薬物全般に対する耐性があり、毒薬も良薬も効きにくい。パンセリノスが口にするものは大体、エフティヒアが先に毒見をしている。

頑強な肉体により飢餓にも人一倍強いが、基本的には健啖家で普通の成人男性の数倍は食べる。
強い毒性さえなければ好き嫌いなく何でも食べるが、『味の濃い肉料理』と『パンセリノスの手料理』が特に好き。パンセリノスに付き合って甘味もモリモリ食べる。パンセリノスの食べ残しももちろん食べる。最初はひどく嫌がられたが、そのうちパンセリノスも慣れ、自ら食べ残しをくれるようになった。ハッピー。
大食いの早食いであるが、その所作は美しい。

趣味は「何もしない」こと。暇があればぼーっとしながら、パンセリノスのことか次の食事のことをぼんやり考えている。風に揺れるものを眺めるのも好き。暇しているのではなく、彼はその時間を愛しているのである。

情緒に乏しく、「快/不快(好き/嫌い)」「美/醜」程度のことしか自発的には判断できない。
パンセリノスを喜ばせるために「かわいい」「きれい」「(服などが)似合っている」「楽しい」「面白い」などの単語を使用することはあるが、状況を判断して最適解を導いているだけであり、感覚的には理解していない。ゆえに、ごくまれではあるが状況判断を誤り、おかしなことを言うことがある。(学習能力は高いため、次回からは適切な反応を返すようになる。)
「何も感じていない」ゆえの沈黙により、彼が寡黙な性格に見えている可能性も高い。

【生い立ちネタバレ】 本名はフランツ・ダールゼーレ。護国の獣、【ダールゼーレ一族】の三男坊。
母親が貴族ではないため一族内での立場が悪く孤立しており、さらにダールゼーレ大公を恨む母親からも憎まれ、幼少期は食事に毒を盛られていたため薬物に対する耐性がある。二人の兄からも邪魔者扱いされ、寄ってくるのは後ろ盾のないフランツを狙う邪悪な者たちばかり……という孤立無援の状況で、若くして諦観の境地に達していた。一切の希望を捨て、何も望まず、何も期待しない。
そんな中、空気を読まない父親が一方的な愛情を注ごうとしてきたために兄たちからの警戒が強まり状況が悪化。14歳の時、ついに次兄アードルフに刺客を向けられ、暗殺されかけた。
刺客に追われ辺境まで逃げるも瀕死の重傷を負い命尽きかけた時、エレフセリア一家に発見され一命を取り留める。そこで生まれて初めて家族の愛情や家庭の温かさを知ったため、エレフセリア一家には深く感謝している。『あの日、俺が諦めて手放した命を、拾ったのはパンセリノスだ。ゆえに俺の余生はすべて余さず、パンセリノスに捧げられるべきものだろう。』
彼にとってパンセリノスとの日々は『願ってもない幸福なオマケ(余生)』であり、恩人パンセリノスが幸福でありさえすれば、彼の命そのものはいつ終わっても構わないものなのである。

左耳に付けているアクセサリは【ヘミシュゼーレ】と呼ばれるダールゼーレ一族の成人男子(14歳以上)が持つ、婚約/結婚指輪のようなもの。
エフティヒアのヘミシュゼーレの片割れはパンセリノスが持っているが、「旅のお守りに」としか伝えていないため、彼女は鎖を通して首から下げたり手首に巻いたりして、肌身離さず身に付けている。(旅の道中での盗難防止のため、通常は服の下に隠しており外からは見えない。)
それは求愛ではなく、彼女に命を捧ぐエフティヒアの決意表明。彼の左耳が千切れない限り、彼はパンセリノスに捧げた命(ヘミシュゼーレ)を自ら外すことはない。

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