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ダールゼーレ一族

護国の獣、太陽の神獣ダルネの血を引く【神獣の一族】

『穿つ太陽』を家紋に掲げる、ダールゼーレ大公家のこと。
隣国を護る【セリニ一族】と神話の時代から敵対している。
セリニ一族と比較すると外向的で好戦的な性格。徹底した個人主義であり、肉親にさえその心の最奥には触れさせない。より強い者、より賢い者が、ダールゼーレの当主となる弱肉強食の一族。野心的な人物が多く、よく一族内で喰い合いを起こす。

当主は代々、国王の右腕として顧問官を務めている。公的には王の臣下であるが、実質、国王はダールゼーレ一族には逆らえない。
他、ダールゼーレは国の宗教指導者として神明裁判を行い、人間を裁く権限を持つ。

王城に隣接する形でそびえ立つダールゼーレの居城は国の宗教的シンボル。
元は王城に併設された大聖堂であり、長い時を経て増改築が繰り返され、今や王城の数倍の規模を誇る巨大で歪な城となった。現在でも少しずつ敷地を拡げ、建て増しが続けられている。
今日に至るまでダールゼーレの居城内に存在する大聖堂では宗教儀式が続けられているが、大聖堂および儀式については一般市民には開放されておらず、その詳細は不明。多くの国民はただダールゼーレの巨城の威容に、今日も国を護ってくれるよう手を合わせて祈るばかりである。
そんな聖域に住むダールゼーレ一族は国内において現人神であり、何をしても罪に問われることがない。時に神として国を守護し、時に獣として財産を搾取する彼らを人々は畏れ敬い、恐れ嫌厭している。

ダールゼーレの男子は14歳を迎えると、成人の証として【ヘミシュゼーレ】を与えられる。

また、ダールゼーレの男子の多くは識別子として鳥の名前が付いた私兵部隊を所有している。その構成員は当人しか知らないのが慣例であり、ゆえに複数の部隊を掛け持ちしている人間(スパイ)も存在する可能性がある。
識別子については当人が自由に定めてよく、デュオニスは「梟(フクロウ)」、クリストハルトは「鷲(ワシ)」、アードルフは「駒鳥(コマドリ)」、フランツは「雲雀(ヒバリ)」を使用している。

ダールゼーレの護る土地はセリニの土地と比べると資源に乏しく、彼らは虎視眈々と「隣国から領土を奪い、自国を豊かにする機会」を狙っている。限られた資源の中で生き残り、好機を狙う。そのような歴史が、ダールゼーレ一族の野心的な性格に影響を与えているのかもしれない。

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