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デュオニス・ダールゼーレ

年齢:34〜56歳(2月生まれ) 身長:190cm強 性別:男性
外見的特徴:
淡い金の髪に、藍色の瞳。細身で筋肉質な体つき。隻眼で左目を眼帯で隠している。
左耳にサファイアの付いた耳飾りを着用。手袋と耳飾りは必須。

口調:
私 / 貴殿、お前 / 彼、彼女 / 〜殿、呼び捨て
〜だ。〜だろう。〜なのか?※国王には敬語を使用可能。

イメージカラー:藍色
イメージモチーフ:狼、猛禽類、厳冬

属性:神獣アブソリュート! / ダールゼーレ一族

性格

武人として彼に並ぶ者はなく、為政者としても極めて優れる。しかし、人間としては褒められるところの少ない人物。
この世のすべては自分の思い通りになるべきと考えており、実際にそれを成す男。他人の痛みや苦しみを理解せず、他人の感情や事情を考慮せず、自分さえ良ければ万事OK。目的のためなら手段を選ばず、親兄弟さえ何の感情もなく切り捨てる。
それは息子たちに対しても同じで、自分に従わない者には暴力を振る舞い、絶対服従しか許さない。

初恋の女性(三男フランツの母親)に対しても、城にさらい、幽閉、凌辱して精神を病ませてしまったが、「花が枯れたかのように、なぜか魅力が褪せてしまった」と考えており、自分の行いが彼女にどれほどの苦痛を与えたか全く理解していない。

生い立ち

護国の獣、【ダールゼーレ一族】の現当主。
三兄弟の父親で、18歳の時に生まれた長男クリストハルト、20歳の時に生まれた次男アードルフ、30歳の時に生まれた三男フランツという息子たちがいる。
17歳で当主の座を継いだ時、親兄弟を排斥し全員処刑しており(※)、血縁者は3人の息子だけである。

※戦死した父親の跡を継ぎ、先代セリニ候との一騎打ちに勝利して、消耗戦にもつれこんでいた先の戦争を休戦へと持ち込んだ。左目の負傷はその際に負ったもので、眼帯の下は義眼になっている。その傷が癒えぬうちに何者かに暗殺されかけ、その事件をきっかけに親兄弟、そして彼らに連なる者たちを一挙に処刑した。

備考

長男クリストハルトに対しては才能を継がなかったことを憐れみ、辺境伯令嬢を許嫁に見つけるなど世話をしてやっているが、「自分の息子」というよりは「国王の孫」という認識で、いささか距離感のある親子関係である。クリストハルトが母親から体罰を受けていることは承知しているが、「母子間でのこと」と自分とは無関係であると考えており、特に手出しをするつもりはない。

次男アードルフに対しては跡継ぎとして厳しく接している。理不尽とも言える暴力をアードルフに向ける一方で、(かつての自分がそうだったように)次期当主として自由の少ない生活を強いられているアードルフに同情もしており、彼が自身の妾や子どもたち(アードルフの弟妹)を手にかけた時も怒りはせず、アードルフを刺激しないよう女性関係を慎んだ。また、気性の激しいアードルフを落ち着けるため「何をしてもよい相手」として国内の美女を集めたハーレムを用意し、アードルフに与えたのもデュオニスである。

三男フランツは初恋の女との間にできた愛息子なので可愛がろうとしている。しかしそれはまるで人形を用いたままごとのような行為で、自分がしたい時に、自分がやりたい方法で、自分勝手に可愛がろうとするため、フランツからは嫌がられている。(「可愛がってやっている」という自負があるため、デュオニスはフランツに嫌われていることに気が付いていない。)
この「可愛がり」に対してフランツが逃げたり意に染まない反応を返すと「アードルフの育て方が悪い」と今度はアードルフを叱りつけるため、アードルフからも嫌われている。

人間の権力者に倣いかつては多くの妾を抱えていたが、次男アードルフが6歳になると幼い弟妹や妊娠中の妾を次々と手にかけるようになったため、以降は妾を持つことをやめた。しかし29歳の時に通りすがった城下の祭りで初恋を知る。
恋人との結婚を間近に控えていた彼女はダールゼーレの城に連れてこられたことで精神を病んでしまったが、デュオニスはなぜ彼女が毎日、嘆き悲しんでいるのか理解できず、彼女に医者を付けて彼女が「治る」のを待っている。城下で目にした愛らしく微笑む彼女の姿をもう二度と目にすることができないなどとは、露ほどにも考えていない。
このように、あえて他人を苦しませたいと考える邪悪な人物ではないが、他人の感情が心の底から理解できずに踏み躙る。妻たちとも息子たちとも決して分かり合えない孤独な男である。

自分は親兄弟を処刑してしまったが、これからの時代は個ではなく一族として団結して生きていかなければ殖え続ける人間たちにいずれ呑まれてしまうと考えており、その先駆として、息子アードルフには弟フランツと協力して(フランツをうまく利用して)ダールゼーレを継いでいってほしいと考えている。

【ヘミシュゼーレ】の石はサファイアで、3対所有している。実際に左耳に付けているのはフランツの母親と対になっているヘミシュゼーレ。
なお、フランツの母親はヘミシュゼーレを暖炉にくべたり、窓から投げ捨てたりしているが、幸か不幸かサファイアは頑丈な石なので今のところ現存している。

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