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【あ】

アカシックレコード〔あかしっくれこーど〕

【エテメナンキ】の中枢に存在するヤハウェの情報端末。
この情報端末を用いて 出不精の ヤハウェは天界に居ながら、数多の世界に干渉することができる。
かつてある大天使がこの端末を通じ、自らの“種”(【バアルの種】)を世界中にばら撒いた。その萌芽は各世界に災いをもたらしているのだが、【デミヤハ】は大して気に留めていない。

悪魔〔あくま〕

【地獄】の先住民であり、ヤハウェによって廃棄された【天使】の成り損ない。
ほぼ天使と同じ力を持つ者から、【人間】と同じくらい脆弱な者まで、様々な悪魔が存在する。

妖〔あやかし〕

【精霊】を体内に吸収し、特殊能力を発現する知的生命。
体内に蓄積できる精霊の量は個人差が大きく、より多くの精霊を蓄積できる妖ほど強大な力を持つ。
個々の力は強いが、個として優れているがゆえに【人間】と比較すると繁殖力に劣る。そのルーツの多くは太古の昔、人間に憧れて地上で暮らし始めた神霊であり、それゆえに人型をしている妖が多い。

エテメナンキ〔えてめなんき〕

天界の最上に在る輝ける塔。ヤハウェの玉座。

FPシリーズ〔えふぴーしりーず〕

白暁の健康によく効き、白暁の万病を癒す、白暁の百薬の長。
詳しくは個別解説【FPシリーズ】参照

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【か】

神〔かみ〕

狭義には全知全能の創造神【デミヤハ】を指し、広義にはデミヤハの創った上位存在も含める。
後者の【神】は存在としては天使や悪魔と同程度の存在であり、あくまでも『デミヤハに許された範囲で』神として振る舞う。
とは言え、【人間】やそれに近しい存在にとっては、後者も紛うことなき神である。

機械兵〔きかいへい〕

『魔法石のある世界』の前半期に製造されていた人型の機械兵器。【魔法石】を動力とし、【人間】が搭乗して操縦する有人型と、自律稼動する無人型が存在する。
機体にはかつて名を馳せた英雄や戦士の名前が付けられている場合が多い。

洪水の怪物〔こうずいのかいぶつ〕

ヤハウェが齎した災厄。『虹の無い世界』で第二の大洪水後に姿を現した人喰いの怪物たち。人魚や怪鳥、妖精など、様々な種類が存在している。
かつては“人喰い”と恐れられてきたが、研究が進むにつれ人間を主食とする怪物は少なく、その多くは「人間を食べることもできる」程度であったり、そもそも肉食不可の無害な怪物も存在することが分かってきた。
同時に対策や駆除方法の研究も進み、今では人間は彼らの脅威を克服し、逆に彼らを食用にしたり、愛玩動物のように飼育する者までいるほどである。

洪水の病〔こうずいのやまい〕

ヤハウェが齎した災厄。『虹の無い世界』で第二の大洪水後に世界中の人々を襲い始めた謎の奇病。全24種類の様々な方法で【人間】を死に至らしめる。
かつてはいずれも不治の病であったが、『アスター』のエピソードにより克服され、以降は治療可能になった。(ただし一部は高額な治療費が必要であり、今なお人々を苦しめてはいる。)

吸血鬼〔きゅうけつき〕

『妖のいる世界』に生きる、かつてヒトに憧れた神々の末裔。
人間や他の妖との混血がなされておらず、いまだ神に近い力を秘めている強力な純血種(貴種)と、混血がなされ神秘が薄れつつある混血種(一般の吸血鬼)の二種類が存在する。
いずれも人間の精気を主食としている。
純血種は【眷属】を生み出す能力を有する。

賢者の石〔けんじゃのいし〕

【錬金術師】が所有する、【人間】から錬金術師を生み出す劇薬。
適性が現れるのは500人に1人ほどで、それ以外の者は服用後、間もなく死亡する。ただし適性のある者の血縁者も適性を現しやすいため、それを利用して事前に適性を検査する方法もある。
錬金術師になることができれば肉体の変化が極端に遅延し、『不老長寿』を手にすることができる。ただし副作用により『生殖能力』と『感じる力(感情や感覚)』を一つ失う。

眷属〔けんぞく〕

純血種の【吸血鬼】が生み出す従属存在。
主人である吸血鬼と命を共有しており、基本的に主人が死なない限り何度でも再生できる。
例外として、主人から契約を切られると眷属になる前の状態に戻るため、その時点で寿命が尽きていればその場で死亡する。(眷属側から契約を破棄することはできない。)

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【さ】

色呪〔しきじゅ〕

個別解説【繋ぎ手】参照

地獄〔じごく〕

ヤハウェによるヤハウェのためのヤハウェのゴミ箱。
ヤハウェが【天界】を創る過程で「不要」と判断したものを捨てた場所であり、天界の反存在として巨大な天界を支えている土台。
【悪魔】と呼ばれる【天使】の成り損ないが暮らしていたが、のちに【堕天使】ルシファーにより統治され、平和的な秩序ある世界になっている。
息子であるルシファーに会いに、デミウルゴスも時々訪れる。

神獣の一族〔しんじゅうのいちぞく〕

太陽の神獣ダルネと月の神獣セリニの血を引く【人間】。ダールゼーレ一族とセリニ一族のこと。
詳しくは個別解説【神獣の一族】参照

神衣〔しんい〕

『泡沫の世界』の舞台、ブルーデルニエの王族や神官たちが着ている白い服。
その制作は「満月の夜に聖域の泉に浸した糸」や「代々制作に携わってきた血統の処女が織った布」「ある山から朝日が昇るわずかな時間に形作った金飾り」「月明りの中で磨いた宝石」など非常に細かく取り決められた儀式の中で行われ、時間も労力も惜しみなく注がれている一品。
装飾のデザインにはデルニエ古語と呼ばれる古い表意文字が用いられることが多く、それを纏う者の信条を表している。

人造生体〔じんぞうせいたい〕

【錬金術師】の生成師が製造する人造の生命体。
完全に人間と同じ外見の生体の製造は禁じられているため、人型の生体にはケモ耳や尻尾が付けられていることが多い。

精霊〔せいれい〕

【デミヤハ】の力の残滓。万物に宿り、森羅万象を司る霊的な存在。大気中に無数に存在し、自然に対しあらゆる作用をもたらす神秘の力を持っているが、微かな性格を持つ以外には自分の意思を持たず、大気中を漂うばかりの存在。親和性の高い【繋ぎ手】や【魔法使い】に対して献身的に振る舞う。
デミヤハから常に溢れ出ている力であり、例えるなら彼らの抜け毛や古い角質などの老廃物に等しいが、それでも恐るべき力を秘めている。デミヤハが創造した世界を満たし形作っている力そのものであり、彼らが創った世界で風が吹いたり雨が降ったり物が燃焼したり潮が満ち引きしたりするのは、すべてこの【精霊】による作用が引き起こしている現象である。

精霊化〔せいれいか〕

【繋ぎ手】が研鑽を積み、【精霊】に近い存在へと変化していくこと。
詳しくは個別解説【繋ぎ手】の【精霊化】の項を参照

セリニ〔せりに〕

護国の獣、月の神獣セリニの血を引く【神獣の一族】。
詳しくは個別解説【セリニ一族】参照

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【た】

堕天使〔だてんし〕

【天界】から【地獄】に移住した【天使】の総称。
その多くは神の息子ルシファーが堕天した際に、彼についてきた天使たち。

ダールゼーレ〔だーるぜーれ〕

護国の獣、太陽の神獣ダルネの血を引く【神獣の一族】。
詳しくは個別解説【ダールゼーレ一族】参照

繋ぎ手〔つなぎて〕

【精霊】を視認し、その作用を用いて神秘を起こす【人間】。【色呪】や【モノ憑き】とも呼ばれる。
詳しくは個別解説【繋ぎ手】参照

デミヤハ〔でみやは〕

『デミウルゴス』と『ヤハウェ』という二面性を備えた創造神の略称。
1柱の神であるが2つの異なる意識を持つため、しばしば自分と喧嘩して世界を壊す。

天界〔てんかい〕

ヤハウェによるヤハウェのためのヤハウェの世界。
悪(デミウルゴス)を通さない門を備え、ヤハウェを讃える【天使】たちが暮らしている。

天使〔てんし〕

神の息子、ルシファーとミカエルを模して創られた、ヤハウェの手によるヤハウェを讃える存在。

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【な】

人間〔にんげん〕

多くの世界で繁栄している人型の種族。環境適応力が高く、繁殖力に優れる。

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【は】

バアルの種〔ばあるのたね〕

大天使バアルが死の間際、世界中にばら撒いた憎悪の呪い。
被弾した各世界の生物に寄生し、その生物の憎悪を掻き立てることで世界を破壊しようと目論む。ただし、その能力は寄生先の生物に依存し、人格を完全に乗っ取る訳でもなく、寄生も一代限りであるため、【デミヤハ】には脅威と見なされず放っておかれている。
寄生された者としてはアステカの神イツトラコリウキ(トラウィスカルパンテクトリ)や、東の妖狐・二黒一族の祖先が挙げられる。

ヘミシュゼーレ〔へみしゅぜーれ〕

【ダールゼーレ一族】の成人男子であることを示すアクセサリ。
詳しくは個別解説【ヘミシュゼーレ】参照

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【ま】

魔神〔ましん〕

『魔法使いのいる世界』に隣接する異界に住まう旧い神々。
この世界の【人間】はこの【魔神】のことを『悪魔』と呼ぶが、この用語集【悪魔】の項で紹介している悪魔たちとはルーツが異なる存在。
暇を持て余しており、人間界(魔法使いのいる世界)への観光は人気の娯楽であるため、彼らは人間の召喚に喜んで応じる。しかし彼らが人間界に滞在するためには『代償』が必要なため、彼らは人間に『代償』を支払わせる代わりに、その代償に見合った願いを叶えてくれる。

魔法〔まほう〕

【魔法使い】が扱う不思議な術。
【精霊】に働きかけ、その作用を利用して様々なことができるが、魔法使いによって得意分野が異なる。

魔法石〔まほうせき〕

【精霊】が凝固して物理的な質量を持った特別な石。この石を利用すればすべての【人間】が【繋ぎ手】や【魔法使い】のように神秘を扱えるが、この石は『魔法石のある世界』にしか存在していない。
石の大きさによって扱える神秘の幅が異なり、多くは直径1cm以下の小さな石で、火打石やマッチの代わりに火を熾す程度のささやかな力しか持たない。
かつては【機械兵】の動力や、一国を消し飛ばせる威力を持った魔法石爆弾の核として利用できる巨大な魔法石も存在していたが、時代が下るにつれ巨石は砕かれ、鉱山は掘り尽され、新たな採掘は望めない状況となった。

魔法使い〔まほうつかい〕

【魔法】の研鑽を積んだ【人間】。
ほとんどの人間は魔法使いになれる素養を持つが、魔法の研鑽には魔法使いに師事する必要があり、そして魔法使いたちの多くは極度の人間嫌いである。ゆえに、魔法使いの数はそれほど多くない。

モノ憑き〔ものつき〕

個別解説【繋ぎ手】参照

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【や】

唯一〔ゆいいつ〕

【繋ぎ手】が偏愛し命を懸ける、ただひとつの存在。
詳しくは個別解説【繋ぎ手】の【唯一】の項を参照

揺り籠〔ゆりかご〕

すべての世界から『月』としてその存在を観測できる、デミウルゴスの子宮。
この世のすべての出発点であり終着点。万物は揺り籠から生まれ、死(デミウルゴス)に呑まれて揺り籠へと戻る。生命のスープ鍋。
すべての生命の『魂』と呼べるものは揺り籠から汲み出される水のようなものであり、死して揺り籠へ回帰すれば個は失われるため、輪廻転生のようなものは存在しない。
ただし、デミウルゴスの意思が働けばその限りではない。死した魂はスープ鍋に戻されず個として留め置かれ、新しい肉体に移される。

妖狐〔ようこ〕

狐が【妖】に変じた存在。
九尾の狐を神と奉じる東の狐と、独立して生きる西の狐、別勢力の大陸の狐など、様々な派閥が存在し、それぞれ独自の社会を築き上げている。みな、気位が非常に高い。

妖精〔ようせい〕

『繋ぎ手のいる世界』に隣接する異界、妖精郷に棲んでいる存在。
【人間】と【精霊】の取り替え子(チェンジリング)により人間の胎児から弾き出された『人間の魂』が、おぼろげな人型をとった存在であり、自然と混じり合いながらも人間の真似事をして生活している。
【洪水の怪物】にも妖精と呼ばれる生物がいるが、そちらは「人間の想像する妖精のような姿をした怪物」であり、この項目で紹介している妖精とは異なる存在。

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【ら】

錬金術師〔れんきんじゅつし〕

【賢者の石】と呼ばれる劇薬を飲み、不老長寿を手に入れた【人間】。
肉体の変化が極端に遅延しており、結果、飢餓に弱く、生存には1日数回の定期的なカロリー摂取を必須とする。不慮の餓死を防ぐため、常に2人以上のグループで行動するのが基本。
長い寿命の中で生み出された数多のオーバーテクノロジーを所有している。いくらかの派閥は存在するが、基本的には助け合いの精神を持つ平和的集団。
……なのだが、生殖能力が無く、長い寿命の中で倫理観が薄れており、色々とガバガバな奴が多いため新参者は苦労する。

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【わ】

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